生活保護叩きはやめよう。自分で自分の首絞めることになる。

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生活保護は国民の権利

生活保護は、あくまで、セーフティーネットだ。メディアの影響で、生活保護はなんとなく悪いイメージがあるけれど、生活保護を受給することは国民の権利である。

生活保護は万が一の時にも最低限度の生活できるように存在している。でも、それを「ズルい」とか「多すぎ」っていうのは、将来、自分で生活保護をもらうかも知れない自分の首を絞めることと同じなんじゃないか?この世の中、安定した仕事なんてない。公務員だって、どうなるかわからないし、もしかしたらパワハラで退職に追い込まれる可能性だってある。誰だって生活保護のお世話になる可能性がある。本当に明日は我が身だよ。人生は山あり谷あり。もしも仕事を失って貯金が底を突いたら住むところも食べるものもなくなって餓死する世の中なんて恐ろしい。チャレンジなんてできない。

生活保護叩きを行った結果、生活保護の受給額が縮小されて、生活保護を受ける側になった時にもらう額の少なさに唖然とするかもしれない。

生活保護をもらうのはずるい?

生活保護の不正受給は確かにずるい。それは犯罪。それは犯罪ゆえにバレたときに罰があるかる。でも不正受給の割合は生活保護者全体の0.45%だけなのだそうだ。たしかにその0.45% の不正受給者に対しては腹立たしいが、残りの99.55%の人は本当に生活保護を必要としている人たちだ。

なのに叩きたい人たちや、メディアが大々的にわずかな不正受給者を報道するので、なんだか生活保護者全体が悪者のようにみえてしまう。

果たして本当に生活保護はずるいと言われるほどもらっているのだろうか。

生活保護は市町村や、家族構成などにより受給額は変わるが、東京都の場合、夫婦と子供ひとりで一ヶ月22万円である。これって多いのだろうか。いや、東京で22万円だとかなりカツカツである。

一生懸命働いている私の給料よりも多くてずるい!!という意見もある。自分が汗水たらして働いているのに、生活保護者が働かずにお金がもらえて得しているように見えるのが、許せないのかもしれない。

でも3人家族でたった22万って、決して裕福ではない。もしあなたの家計も22万、またはそれ以下でやりくりしないといけないなら、それ、あなたも貧乏だから。生活保護と比べて、自分はこんなに我慢している!!こんなに節約しているんだ!!みたいな貧乏自慢というか、根比べみたいなのは、やめた方がいい。貧乏が貧乏の首を締めあって、万が一転落した時に助けてくれるセーフティーネットを焼け野原にしてしまうのは愚かだとやっぱりおもう。もしも自分に何かがあった時に月々22万もらえるってすごく助かること。万が一の保険みたいなものなのだから。

ベンツに乗った生活保護者という都市伝説

生活保護なのに贅沢をしていてずるいという話をきく。生活保護をもらいながらベンツに乗っているというフレーズを聞いたことがある。でも実際にそんな生活保護受給者はいるのだろうか。

原則、生活保護を受給している人は車を所持することは認められていない。一部公共交通機関が行き届いていない地域で、通院、通勤に必要な場合のみ例外として車の所有を認められる場合があるが、実際には車の所有が承認されるのは難しいそうだ。ベンツに乗った生活保護者とは、これはもはや都市伝説レベル。

たぶん不正受給者で、ニュースでやっていたかもしれなくて、生活保護と高級車っていうインパクトの強さが頭にはりついていて、いかにもいまもたくさん生活保護受給者にそんなのが存在するように感じるのかも知れない。そういう一部の不正受給者メディアがあおるから、生活保護者が豊かな暮らしをしているみたいなイメージがついている。

他にも生活保護なのに豪華なブランドもので着飾っていてずるい、みたいな話も同様。そもそも、そのブランドで着飾っている人が生活保護をもらっているという確証はあるのだろうか。本当は噂が一人歩きしているだけで、もらっていないかもしれないし、以前もらっていたけれど、現在はもらっていないのかもしれない。生活保護ではなく、ひとり親がもらえる児童扶養手当なのかもしれない。そもそもその身につけているブランドものは高級品ではなく、偽物なのかも知れない。他の家庭のことは周りからみるだけでは、わからないものである。

確かに生活保護費をパチンコなどのギャンブルに使ったり、酒やタバコに使ってる人もいるかもしれない。でもそれは一部の人。生活保護でもらえるお金なんてたかがしれているのだし、そのお金を何に使おうが、当人の自由。

生活保護の無駄遣いをやめさせるために、生活保護をお金じゃなくて、現物支給にしろ!という意見もあるけど、これはナンセンス。現物支給にしたら、発注したり輸送したり管理コストも上乗せされて、もっと税金かかる。現在の現金支給でも、人手が足りないといわれているのに、現物支給するならば、さらに公務員を雇わないといけなくなる。

貧乏人同士首を締め合うのはやめよう

貧乏同士、生活保護よりもより少ないお金で生きている!と貧乏自慢をするのはやめよう。あなたが本当に働けなくなったときに困るよ。生活保護は他人にタカっているとか、クズだとかけなしていると、自分がどうにもならなくなって生活保護をもらう時にその言葉が跳ね返ってくる。

生活保護必要な時もあるかもね、人生山あり谷ありだからねーくらいのスタンスでいた方が、私たちも生きやすいとおもう。

弱者に対して文句を言って、貧乏同士潰しあって生活保護費削減を願うよりは、お金持ちの税金逃れを糾弾した方がよっぽど税金を徴収することができて建設的だ。

生活保護叩きをすればするほど生きづらい世の中になる。もうやめたほうがいいんじゃない?

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