旅するなら早いうちに。若くないとできない旅もある。

旅をするならなるべく早いうちにした方が良い、というのが私の持論。

もっと稼いでから旅に出るとか、定年後の時間にゆとりができてから旅もできるよね…という意見もある。

たしかに旅なんて、いつだってできるんだけど、私は年齢によってできる旅は変わるんじゃないかと思う。特にお金を使わずに楽しめる貧乏旅行は若いうちにしかきついと思う。

私の例を挙げてみる。私は大学生時代の有り余っている時間を活用したくて一人旅をすることに決めた。

でも学生だから金はない。私の実家の外壁は、なぜかトタン製なくらい貧乏だ。風吹き抜けるし、毎年冬になるとあまりにも寒すぎて今時だれもつくらない「しもやけ」で手足の全ての指が真っ赤に腫れた。

小さい頃から母親が台風が来るたびに「うちらの家は吹き飛ばされて今日死ぬんだよ」といった。(冗談のつもりだったのかもしれないけど子供だから本気で死ぬんだと思って震えたものだ)3びきの子豚でバカな豚がトタンで家つくり始めたら私は全力で止めるだろう。とにかくそのくらい貧乏なので私はかじる親のすねもない。

貧乏ゆえに大学進学のための奨学金も毎月借りている。学校を卒業するころには多額の借金を抱えての社会人ライフをおくるのだなあとか日々考えていた。

そんなマイナスからのスタート人間でも旅はしたいので、なるべく費用は抑えながら旅をすることにした。

そこで移動はヒッチハイク、宿は寝袋と銀色のアルミが貼られたウレタンマット(千円くらい)で野宿することにした。貧乏なりに大学生活中に国内は都道府県ほぼ全て訪れた。詳細はここでは語らないけど、女一人で野宿だったので不審者に声をかけられることもあったし、真冬にドンキホーテの980円の寝袋一枚で野宿してた時は凍え死ぬかと思った。まあ100%自業自得ってやつなのだけど。

でも色々の人とのふれあいがあったり、出会いがあったり、なかなかスリリングな(?)旅だったけどなんだかんだ楽しかった。

でもそして今大学を卒業して何年か経って振り返るとああいう無茶な旅は若いうちにしかできなかったな、と思う。特にお金を使わずに旅をする、いわゆる貧乏旅行ってやつは若くないときつい。

その理由は

  1. 体力がなくなるから
  2. 時間がなくなるから
  3. ある程度歳いくと貧乏っぽいことがみじめに思えてくるから
  4. 「若い」だけで優しくしてもらえなくなるから
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理由1、体力がなくなるから

貧乏旅行は体力勝負な面がある。新幹線で2時間でつくところを節約のために青春18きっぷ の鈍行列車で9時間揺られたり時には知らない人の車でヒッチハイクをしたり。

また寝泊まりも漫画喫茶だったり時には深夜バスの車内だったり、野宿だったり。

年取るにつれてこんな疲れることできなくなってくる。

理由2、時間がなくなるから

金がないけど時間は有り余っている学生時代。よくいわれるけど大人になると金はそこそこあっても時間がなくなる。

旅行いくのも時間が貴重だから新幹線や飛行機でパパーっといきたいし、スムーズに移動ができるならタクシーとか使いたい。たくさん金を払って時間を買うようになる。

理由3、貧乏っぽいことがみじめに思えて来るから

一般的に社会人経験を重ねるほどに、お金を段々稼げるようになってくる。すると食べるものとか着る服とか住む場所にお金をかけるようになってくる。年齢を重ねていくたびに「贅沢」をした経験値が増えて来る。

そうすると、せっかく旅行するならいいホテル泊まったり美味しいもん食べて贅沢したいわ!ってなる。寝袋で外寝るとか論外だし、周りの目も気になって来るもの。

若いうちになら「若いから」許されることでも、それなりに歳とってしまうと許されなくなって来る。若いうちなら節約のために漫画喫茶に寝泊まりしても別になんとも思われないけど、年取ると悲壮感でちゃったりするんだわ。「若い」だけで優しくしてもらえなくなるから。

理由4、「若い」だけで優しくしてもらえなくなるから

若いってだけでチヤホヤされるもの。若い間は気づかないものだけれど。ある程度「イタイ」ことをしても、若いって言うだけで多めに見てもらえたりするものなのだ。

日々人は歳をとっていく。毎年、私たちよりも年上の人は一定の数亡くなって、一定の数の年少者が増えていく。自分よりも年下の人が多くなってきて若いからって多めに見てもらえることがなくなってくる。

やるなら早いうちに!今日が人生で一番若い日

あー自分はもう若くないわ!って言う人でも、いいんです。今日があなたの人生で一番若い日です。

もちろん、安全面には気を配ってもらいたい。私はお金がなかったし、若気の至りもあり野宿したりヒッチハイクしたりわりと無茶な旅をしてしまったけれど、やはり、自分の身を守るのは大事です。

気をつけていってらっしゃい。

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